2017年、本当に良かった映画10選
どうも〜〜!
今年もあとわずか!!
卒論の締め切りまでもあとわずか!!
ヤバイ!!!!!!
ということでね、2017年に公開された映画の中で特に良かったもの10作品を紹介していきたいと思います〜〜!
パチパチパチ!
評価基準は特にありません!僕の好みです!!
ホラーから泣ける実話もの、マーベルの脳筋映画までいろいろ選びました!
最後までお付き合いください〜〜!
絶対後悔させませんので!
それじゃあ早速行ってみよう〜〜!!
第1位
×公開終了
文句なしの1位!
こいつはマジでヤバイぜ!
金持ちの夫と結婚し自分は現代アーティストとして活躍するスーザン。
そんな彼女の元に別れた元夫から「君のことを思って書いた」とする小説が送られてくる。
その内容は、主人公の妻と娘がチンピラに拉致されて殺されるという暴力的なものだった。
最初は読むのを嫌がっていたスーザンは次第にその小説にのめり込むようになっていき…。
という感じ。
この映画、何がすごいってこの「小説の映像化」の部分がすごくうまいんだよ。
構成的には、
①スーザンの現在の暮らしを描くパート、
②スーザンが読む小説のパート
③スーザンと別れた元夫との過去を描いたパート、
の3つが折り重なるように物語が進んでいく。
んまあその構成自体も圧巻なんだけど、とにかく映画全体に溢れる「狂気」がすごい。
物語の序盤は、スーザンと元夫の過去と小説の中身は全くリンクしていないように見える。
でも後半になるにつれてなんとなくその小説がスーザンにどういうことを伝えたいのか分かってきて、
それがなんとなーくわかってきた時に、そんな小説を送りつけてくる元夫の狂気をすごく感じてゾワっとするんだわ。
しかもこの映画、むっちゃくちゃオシャレなんす!!!!
しかもしかも、ただのオシャレ映画じゃなくて不気味な雰囲気のあるオシャレさがある。
血のような赤がいたるところで使われていて、色彩へのこだわりもすごい。
あといたるところに散りばめられた現代アートがまた不気味でいいんだわ〜〜。
このトムフォードって監督聞いたことある人もいません?
この人化粧品のパッケージかなんかのデザイナーらしくて、そのせいだからか映画全体を通しての美意識が半端ねえのよ!
つまるところこの映画の素晴らしさは、ストーリーと構成から溢れ出る狂気、そして不気味なほどのアーティスティックさ!
いやほんとこれただの僕の趣味なんだけど、それがただただ本当素晴らしい。
是非見てくださいお願いします🙇
予告だけでも!
『ノクターナル・アニマルズ』予告
ハッ、長くなってしまった!
次行くぞ次!
第2位
『パターソン』ジム・ジャームッシュ監督
☆上映中〜1/19(京都みなみ会館)
*3/7レンタル解禁
これはまた上のとは全く毛色が変わって、ひたすらしみじみとした良さを噛みしめる映画。
一言で言うと、大したことは何も起きないけれど、そんな日常の尊さを感じることのできる映画です。
パターソンに住む、町と同じ名前を持つ主人公のパターソン。
バスを運転し妻とキスし、夜は愛犬のパグを連れて酒を一杯飲んで帰る。
そんな彼の趣味は詩を書くこと。
この映画はそんなパターソンの1週間を淡々と、でも本当に美しく描く。
彼の日常が彼の書く美しくて現代的な詩の内容と絶妙にマッチしてて、さながら「映像化された詩」のようにさえ感じた。
とにかく良〜い映画。
DVD買って家に飾りたい系の映画。
何か大きな事件が起こるのを期待したら拍子抜けするからお気をつけて。
ちなこれ1/19までみなみ会館でやってるので見たい人はぜひみなみ会館まで行こう〜〜!
『パターソン』予告編
第3位
『お嬢さん』パク・チャヌク監督
☆準新作レンタル中
とんでもない映画っす!!
韓国映画です!
舞台は日本植民地時代の朝鮮。
ある貴族の財産を手に入れるため、詐欺師と侍女が貴族の令嬢に近づこうとするお話。
とにかくこの「詐欺師×侍女×令嬢」の三つ巴の騙し合いが圧巻!
物語は3部構成で、1部は侍女の目線から、2部は令嬢の目線から同じ物語を描く。
何がすごいって、同じ時期の出来事を描いているのに1部と2部でまったく別の物語が浮かんでくるんだよなー。
こういう騙し合い系が好きな人は超テンション上がる!
しかもラブロマンスものとしても一級品で、令嬢と侍女の百合百合したラブシーンが最高にエロいので必見です。
ほんで歴史ものとしても完成度が高い!
日本語が会話で普通に使われていて不思議な気分になる。しかも結構みんな上手い。
物語の舞台になる貴族の屋敷もすごく豪華で見応えがあった。
もう準新作で借りれるのでぜひ見てみて。
映画『お嬢さん』予告
第4位
『T2 トレインスポッティング』ダニー・ボイル監督
☆新作7泊レンタル中
ご存知、あの名作トレインスポッティングの20年後を描いた続編です!
90年代イギリスでヤクに塗れながら、はちゃめちゃな青春を過ごした4人の男たちの20年後は果たして…。
この映画、やはり前作に続いて音楽がさいっこうだね!!!
20年経っても変わらずにバカやってる男たちの焦燥感を古臭いUKロックが彩ります。
こういう映画を見てると、何にもうまくいってないはずなのになんだか全てが美しく見えてくるんだよなー。
前作が好きな人は今作も満足できるはず。
前作見てない人は今作から見てもわけわかんないので前作から見ましょう。
映画『T2 トレインスポッティング』予告編
前作はこちら↓画面が古い!渋いな〜〜!
映画『トレインスポッティング』予告
第5位
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー :リミックス』ジェームズ・ガン監督
☆準新作?レンタル中
これ知ってる?
マーベルの中で最も名前がダサいけど、最も面白いシリーズです!!!!
宇宙のはみ出しものたちが寄り集まって銀河の危機を救っていくアメコミ感溢れるストーリー。
ちなみにこれはシリーズ第2作。
ストーリーもさることながら、仲間のキャラが最高なんだな。
スカしたアライグマに自分の名前しか喋ることのできない植物キャラ…笑
笑いどころも多いながら、かっこいいシーンでは最高にカッコよく、最初から最後まで本当に飽きない!!
ちなみにBGMもむっちゃかっこよくて、オールドアメリカンな軽快なロックに乗せて敵をバッタバッタと倒すオープニングからすでに爽快感がすごい!
なんだろうこの無敵感!
前作見なくても大筋は分かるっちゃわかるけど、泣き所で置いてけぼりにされるので前作から見ることをオススメします。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』日本版予告編
前作はこちら↓
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』予告
第6位
☆新作レンタル中
これはみなさん見ましたよね??
『インターステラー』『インセプション』でお馴染みノーラン監督の最新作でございます。
今作は一風変わって、第二次世界大戦中、敵軍に海岸に追い詰められたフランスとイギリス軍の脱出劇を描いた戦争映画でした〜〜。
いやー今までのノーランらしい時間軸のずらしとか華麗な伏線回収みたいな巧みさはそれほどないんだけど、すごかった。
何がすごいって映画らしくないんだよね。
もうなんというか臨場感がやばい。
最初の見えない敵から銃撃を受けて逃げるシーンなんか本当に怖い。
本当に戦場に放り込まれているような感覚になる。
早く帰してくれ〜〜ってなる。
心臓に悪い。
見えない敵から逃げて、味方もみんな自分が助かりたい一心だから信じられなくて、っていう極限状態。
これこそ戦場の本質なのかもしれないとさえ思った。
ぼくはIMAXで見たのでその効果もだいぶあったと思うけど。
見てない人はぜひ戦場へ足を運んでみてください。
映画『ダンケルク』予告
第7位
『ドリーム(Hidden Figures)』セオドア・メルフィ監督
*2/21レンタル解禁
邦題がクソださい!
でもねーこれむっちゃいい話なんで見てほしいんすわ!
宇宙開発競争が激しかった米ソ冷戦時代、NASAで計算の仕事をする3人の黒人女性を描いた実話の物語。
当時いまだに黒人差別っていうのは根強くあって、しかも男性社会のNASAで働く女性っていうのも稀で。
黒人専用のトイレが近くになかったり、黒人だけポットが別だったりと様々な差別に苦しむ。
それが差別だと周りの人があまり意識していないところが怖いなと思った。
遠いトイレまで毎回走る彼女らをコメディチックに描きつつ、不当な扱いに声を上げるシーンは涙なしには見られない熱さがある。
派手ではないかもしれないけれど、笑いあり涙あり社会的なテーマもあり、誰が見てもかなり満足度の高い映画だと思います。
設定の割に意外とそんなに難しかったり堅苦しかったりすることもないし。
「これは映画館で見たほうがいい!」って感じでもないし、2/21にレンタル解禁なので家でいいのでぜひ見てみて。
映画『ドリーム』予告編
第8位
やっと邦画!!!
邦画も好きだけどなかなか映画館で見よう!とはならんのよなー。
これは『海街diary』とか『そして父になる』とかで有名な是枝監督の最新作です〜。
今回はいままでの人間味あふれるヒューマンドラマから一変、謎めいた法廷サスペンスです…!
弁護士を演じる福山雅治が担当したのは、かつて人を殺した男が再び殺人を犯したという裁判。
役所広司演じる容疑者の男は容疑を認めているんだけど、どうも受け答えが曖昧で何か変な様子。調べが進むにつれ謎は深まっていき…。
まずこの2人の名演がすごい見所です!
なんだけど法廷サスペンスとはいうものの、是枝監督、やはり鍛え上げてきた人間の感情描写が凄まじい。
「裁判は戦略」と割り切って法廷に臨む福山雅治が、弁護人の事情を悟って次第に感情を揺さぶられていく様子とか、犯人役の役所広司の秘めた感情がグワッとあらわになるところとか、すごく引き込まれます。
撮り方もすんばらしい!
ガラスで仕切られた面会室で福山と役所広司が何度も顔を合わせて「本当のことを言えよ!」って睨み合うんですけど。
そこでガラスの反射を利用して2人の顔が重なり合うように撮ってたりして、それが演技、人物描写と相まってすごく迫力を感じました〜〜。
サスペンスとしても十分面白く、なおかつ裁判とか司法のあり方についても考えさせられる濃厚な人間ドラマです。
映画『三度目の殺人』予告編
第9位
いやーこの監督ぼく大好きなんですよ!
映画中ずっと動物が暴れまわったり楽器隊が後ろでズンチャカズンチャカやってたり、全体的には古典的なドタバタ喜劇なんだけど、ところどころ史的な悲劇の要素もある、すごいエネルギーに溢れた映画を撮る人でね。
旧ユーゴスラビアに非常に思い入れの強い人なんだけど、この映画も旧ユーゴスラビア紛争をモチーフにした映画になってます。
なんだけど全体として難しいわけでもなくて、テンションに任せて見られるので楽しいです。
ガチョウの群れだったりロバだったりハヤブサだったり、CGほとんどなしの動物たちの名演にも注目!
とっても可愛いです!
劇中ずっとかかってるスラブ音楽がまた陽気でうるさくて、何だかクセになるのも良い!!
ただ、この監督の映画を見るんだったらこれじゃなくて『アンダーグラウンド』とか『黒猫・白猫』を見てほしいっていうのが正直な印象。
どれも同じような感じで音楽と動物、喜劇と悲劇のバランス感覚が素晴らしいのですが、やっぱり過去の名作も見ていただきたい…!
とりあえず予告見て!
雰囲気見てすごくいいなと思えば本編も頼む!!!
映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』予告
クストリッツァ監督代表作はこちら
映画『アンダーグラウンド』予告
第10位
☆新作レンタル中
最後はB級パニックホラーです!
火星から採取した細胞を国際宇宙ステーションで育てる宇宙飛行士たち。
しかしその細胞は凄い勢いで成長して小さなイカみたいな生き物になって人を襲い始める…!!
いやーこれだけ聞くとすごいB級かんあるんだけど、実際はすごくリアリテイがあってむちゃくちゃ怖かった!!!
ストーリーは安っぽいんだけど、実際見てみるとぜんぜん安っぽく見えないんよね!
最後のオチもなるほど〜〜そうくる??笑みたいな感じで最後まで楽しめます。
ちなみに真田広之も出てきます。
ぜひ友達と見て。
盛り上がるよかなり。
映画『ライフ』予告2 進化編
どうだったでしょーか!!!
面白そうなんあった??
もう借りれるやつもあるので暇な時に見てくれると嬉しいです。
ぜひ感想とか教えてください!!
とは言ってもぼくも見逃したのがたくさんあって、周りのレビューを元に絶対見るべきだった映画もまとめました笑
あわせてどうぞ!
http://kamoshirenai.hatenablog.jp/entry/2017/12/25/194142
ちなみに見てない映画10選とあわせて1万字も書いてしまったんだけどもうこれ卒論にしたらダメ??まじムリ
それではみなさん良いお年を〜〜!