【観光編】京都で4年間暇を持て余した僕がガチでオススメする京都観光のコツ
どうも!
今までは京都に住んでいる人向けのオススメのお店などを紹介してきました。
最後に、京都を観光で訪れる人向けの記事を書きたいと思います。
今回はお店紹介などではなく、いかに京都の観光地を楽に、お得に、楽しく回れるかに焦点を当てました。
京都に旅行に行く人、あるいは家族や友達に京都を案内する際の指南として読んでいただけると幸いです。
❶交通手段のあれこれ
結論から言えば、よほどの極貧旅行でもない限り、タクシーを使ってください。
京阪や阪急など電車が使える移動は問題ありません。
ただ、「あ、バスで一本で行けるみたいだしバス乗ろう〜〜」っていうのはやめたほうがいい場合が多いです。
特に京都駅から祇園や清水寺に行く場合、バスはどれもギッチギチ。
恐ろしい数の外国人観光客や修学旅行生に押しつぶされて疲れるし汗はかくし、しかも道は渋滞で全然進まないという地獄を見る羽目になるからです。
京都は意外とコンパクトシティです。南は京都駅から北は北山まで、直線距離で8キロ程度しかありません。
タクシーは最近、初乗り運賃が1.2km450円まで値下がりしたため、短い距離でもタクシーに乗ったほうがお得になりつつあります。
安くて便利だったバスの一日乗車券も最近500円から600円に値上げしました。やはりバスよりもタクシーのほうがお得感が増しています。
計算してみるともっとわかりやすいかも。
バスは一律230円なので、タクシーに4人乗るとすれば、230×4=920円以下の距離ならタクシーのほうがお得。
四条河原町を中心にした場合、タクシーの方がお得になる距離を円で囲ってみました。出町柳や二条城、清水寺も範囲内です。
実際は渋滞が多い道もあり必ずしもバスより安いかは断言できませんが、バス内の苦痛や時間の長さを考えると、多少高くてもタクシーの方が全体的な満足感はあると思います。
ちなみに歩くのもしんどいからオススメしません。
京都は道が碁盤の目なので「お、次の目的地、角曲がってすぐじゃん〜〜」みたいに地図上では見えるんですが、意外と碁盤の目一つ一つは大きいです!!
しかも京都は夏は暑いし冬は寒い!春秋は観光客が多すぎて歩くに歩けない!着物なんか着ようものならまじでバスも歩きも絶対不可能です。タクシー乗れ!タクシー!金ないやつは都に来るな!
それでも「とにかく俺は安く行きたいんじゃ!」という方にはお得なチケットもあるので簡単に紹介しておきます。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000034348.html
❷いつ行くか
では、いつ京都に行くか。
桜や紅葉を見たいのならそれでも構いませんが、そうでない人は決して桜シーズン紅葉シーズンに京都に行ってはいけません。
死にます。
では夏や冬はどうだろう。夏休みや冬休みもあるし。という方、来てはいけません。
特に夏は鬼の暑さというか、ジメジメ感がやばいです。
特に東京など太平洋側に住んでいる人には想像もできないしんどさです。死にます。
じゃあ暑くなる前6月とかは?来ては行けません。修学旅行生が多いので死にます。
狙い目は夏と秋の境目と、冬と春の境目です。
夏が終わり紅葉が始まるまでの10月や、冬の寒さも終わり桜が咲く前の3月がオススメです。
ただ、この鬼の都はまじで生きることがそもそもベリーハードモードなので10月でもクソ暑い日や3月でもクソ寒い日があります。
事前に気温をこまめにチェックしておかないと死にます。
❸観光地のあれこれ
では具体的に、僕が思うそれぞれの観光地の攻略法をお教えいたします。
①伏見稲荷
京都の観光地でオススメするならここ。
京阪の駅降りてすぐというアクセスの良さ、コンテンツ力の高さ、料金の安さ(無料)、全てにおいて満点。
ずらりと並んだ千本鳥居は実は千本以上あり、写真で見るより圧巻。
赤い鳥居もいいけど、奥に進んだところにある、石でできた古びた鳥居のゾーンは不気味で好奇心をそそられます。
あとわりとガチの山なので、行くなら歩きやすい靴で来るか、あるいはほんとに下の方の鳥居だけ見て帰るかの方が良いです。
三ノ峰というところまで行って帰るぐらいがちょうどいい思う。割と山登りになるけど、京都を一望できます。
伏見稲荷を見た後について。
京阪で四条とか行ってもいいんだけど、せっかく南の方に来たので、京阪を乗り換えて宇治エリアに行って平等院見て抹茶飲んだり、伏見エリアに残って日本酒を堪能したりするのもオススメです。
②南禅寺
伏見稲荷の次にオススメするとしたら南禅寺。紅葉の時期はもとより、何もない時期に行っても面白い。
寺なんかいくらでもあるんだけど、レンガでできた水道橋と歴史あるお寺のコラボレーションが楽しめるのは南禅寺くらい。
むちゃくちゃ大きな門も見応えがあるし、木々が高く日差しが遮られるので割と境内は涼しく、夏でもオススメ。
ただ例によってわりと坂の上にあるので「岡崎や四条から歩いてこれるやん〜」って思って歩くとかなりしんどい。距離的には近いけど歩くにはしんどい坂道こそタクれ。これ、京都観光の極意。
③清水寺
何かと行くことが多い寺。坂の上にあるんですが、問題はどのルートから清水寺に登るか。
オススメは、上の写真のとこ。東山通りと八坂通りの交差点から東に入る道。細い坂道の上に五重の塔が見える絶好のフォトスポットです。
あるいは、八坂神社から円山公園を抜けて五重の塔の前に出るのも良い。
そこから二年坂、三年坂を経由して松原通りから清水寺へ行くのがオススメ。途中にはインスタ映えスポット、アラビカ京都やカラフルなさるぼぼのかわいい八坂庚申堂がある。
清水寺の手前には八つ橋の大家、西尾八つ橋の大きな店舗があるので、そこでお腹いっぱいいろんな八つ橋を試食できる。
人が多いので食べるのを遠慮するような雰囲気でもないし、なんなら店員も熱いお茶を配ってくれるので遠慮なく食べまくるべし。
聖護院八つ橋とか井筒八つ橋(夕子)とか色々あるけど、個人的にはここの西尾が1番美味しいと思う。
五条坂から登るルートもあるんだけど、こっちは人が多い割に店はしょぼいし他の観光スポットもないし、おまけに道は狭いしでマジでオススメしない。
ちなみに、清水寺はいま(2018年4月現在)改修中で有名な舞台が綺麗に見えません。写真はもうちょい前のやつだけどまだ工事中。それを知った上で行くかどうか決めてね。
あと、清水寺には真っ暗な地下を手探りで進む「胎内めぐり」っていう面白いところもあるので(100円でいけるよ)ぜひ体験してほしい。
④鞍馬、貴船エリア
京都の北のエリア。なんといっても山奥なので夏はとても涼しいからオススメ。特に貴船神社でもらえる、紙を水に浮かべると運勢が浮かび上がって来る水占いは面白い。
ただ、食事や温泉は上流階級向けのびっくりお値段なので、ここでご飯の予定とかを考えてると痛い目にあいがち。雰囲気を堪能したらそそくさと帰るべし。
⑤銀閣寺
金閣寺に行くくらいなら銀閣寺に行くべし。金閣寺は再建で歴史的価値もないし、「うん、金ピカやな」って感じの印象で終わるし、何より人が多いのでオススメしない。
一方、銀閣寺は古い建物が残っているので写真で見るよりもずっと迫力のある本物感がある
。
庭もとても風流だし、庭の奥には左京区を見渡せる高台があって、銀閣寺と京都の風景のコラボレーションが楽しめる。
ただ銀閣寺はアクセスがあまり良くないので、祇園や清水寺あたりを観光した後にタクシーでビューんとくることをオススメします。
ただ、足元が悪いのに加えてかなり距離が長いので哲学の道を全部歩くというのはオススメしない。写真撮って適当に雰囲気楽しんだらタクシーで次の目的地へ。ちなみに、5〜6月にはよくここにホタルが出るので京都に住む人は必見。
⑥嵐山
意外としょぼいので、よほど行きたい理由がない限り行かなくて良い。
寺は拝観料がバカ高いし、見所は橋と竹やぶくらいしかない。しかも嵐山はわりと駅からそれぞれの観光地まで歩く距離があるので疲れる。着物とか着るんならなおさら。
学生には不向きだが、お金がある人なら船に乗ったり美味しい湯葉でも食べるなりして楽しめるかも。
学生は嵐山モンキーパークがオススメ。山登りがあるのでしんどいけど、お金もそれほどかかんないし、男旅なら絶対楽しめる。
⑦京都駅エリア
京都駅エリアでオススメなのは梅小路公園の近くにある、水族館と鉄道博物館。
水族館は行ったことないけどイルカショーが見られるらしい。
鉄道博物館は実際の車両とかがいっぱいあって、鉄道に詳しくない人でもかなり楽しめる。ちんちん電車にも乗れるし。ちなみに水族館と鉄道博物館を両方行くと若干チケットが安く買えるはず。
ただ、京都駅からは微妙に遠くて何より道がわかりにくいので、歩くのはあんまりオススメしない。タクシーかバスが良い。
今回に限ってはバスも四条や清水寺行きのやつほど混まないし乗る時間も短いのでオススメ。
京都駅周辺の寺社仏閣なら東寺がオススメ。外から見たら「あー五重の塔あるなー」って感じしかしないけど、中に入ると庭が思いの外綺麗で、庭と五重の塔のコラボが素晴らしく、外から見るよりもずいぶん綺麗に見える。実は桜の名所。
❹オススメ京都観光ルート案
という感じで京都の観光名所を攻略してきました。
実際に「東京から友達3人(自分を入れて4人)が遊びに来たという設定」で京都を回るルートをいくつか考えてみました。参考にしてみてください。
①「とりあえず、清水寺は行っておきたいな」コース
全編歩きのコースです。
それなりに体力は要りますが、このコース上の道は全て観光地なので移動中だからって暇は全くしません。写真を撮るなり、気になるお店に入るなり、時間を忘れて楽しめます。
スタートの八阪神社は共通ですが、そこから縁切りで有名な安井金比羅宮を通る、赤い①コースと、円山公園や高台寺を通る、青い②コースを用意しました。
女子や若い友達を連れてくなら①、親を連れてくなら②がオススメ。
⭐︎(星印)はフォトスポットです。坂になっているところが多いので、坂の上から街を見下ろす、または坂の下から塔を見上げる感じで撮りましょう。
清水寺の中を見る時間も含めると、所要時間は3時間弱ほど見ておけばいいと思います。でも結構疲れると思うので、帰りはタクシーがオススメ。
②「どこかオススメの観光地ある?」コース
JRを使ったコース。
伏見稲荷は朝に行くと人が少ないので良い。
伏見稲荷前の屋台で何か食べつつ、昼過ぎに宇治でお蕎麦でも食べると良い。平等院を見終わったあとは抹茶でも。
所要時間はご飯やお茶の時間も入れて5時間程度。
それほど歩かないので疲れはそんなにないはず。
京阪で京都市に戻り、夜の四条あたりで飲み歩くといい。歩かない割にお金はかかるので、どちらかというと親と来る場合向け。
③「京大周辺案内してよ」コース
「京大なんからきてもつまらんで〜〜笑笑」とか言葉では言いながら、こう言われると張り切りたくなるコース。
何パターンか用意してみました。
とにかく京大案内してと言われた場合は、とりあえず時計台と吉田寮に行きましょう。
吉田寮は部外者でも入れますが、あんまり写真をパシャパシャ撮ると怒られます。
住んでる人は意外と普通なので、積極的に話しかけて仲良くなるくらいのスタンスで行ったほうが楽しめるかも。
京大→銀閣寺はバスがオススメ。
時間的に夕方になるようだったら、百万遍でご飯を食べてそのまま大文字山に登って夜景を楽しみましょう。
時間があまりそうならいっそのこと南へ行って、岡崎エリアや三条エリアを楽しむのがオススメ。京大→三条四条ならバスでもなんとか耐える。
あと、なんだかんだ観光地よりも鴨川が1番落ち着くし楽しい説を僕は提唱したいので、学生の友達が来るようならぜひ鴨川へ連れて行こう。
以上、長くなりましたが京都観光のコツを紹介いたしました!
「コースは大体わかったけど、ご飯とかカフェはどこに行けばいいの?」って人は僕の過去のブログを見ていただけると幸いです〜〜
カフェ編
http://kamoshirenai.hatenablog.jp/entry/2018/03/25/195438
ランチ編
http://kamoshirenai.hatenablog.jp/entry/2018/03/25/225902
飲み屋編
http://kamoshirenai.hatenablog.jp/entry/2018/03/26/193716
文化編
http://kamoshirenai.hatenablog.jp/entry/2018/03/27/001101
ではまた会う日まで!